工法紹介Method
工法01.Method -01-
防食ライニング工
防食ライニング工とは
無溶剤型のエポキシ樹脂モルタルであるクリスタルライニング材を下塗りした後、クリスタルライニング材トップコートを上塗りして仕上げます。クリスタルライニング工法による防食工法は、(地共)日本下水道事業団編著 「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュアル」の塗布型ライニング工法C種・D種の品質規格に適合しています。
工法特色
クリスタルライニング材の最大の特性である、高湿度環境下における施工(湿度100%あるいは施工後水中養生となる部位での施工)が可能であるという利点を活かすことで、従来では施工困難であった現場においても施工が可能となりました。
水止めの時間が限られており、施工時間が一日6時間に制限される現場(3時間施工、3時間養生)や、雨水・合流管人孔など突然の雨天時に水没してしまう環境でのライニングが可能であり、他のライニング工法と比較して優位性が高い工法です。
建設技術審査証明
公益財団法人 日本下水道新技術機構「建設技術審査証明」を取得しています。
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施工手順
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【1】はつり・洗浄・断面修復等を行う
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【2】クリスタルライニング材塗布
クリスタルライニング材(A・B・C剤混合物)を所定量塗布 -
【3】クリスタルライニングトップコート塗布
硬化後クリスタルライニングトップコート(A・B剤混合物)を所定量塗布
供用中の管路施設(人孔、管渠等)の修繕時における施工環境(高湿度、湿潤環境)においても対応可能です。
日本下水道事業団「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュアル」の塗布型ライニング工法(C種)(D種)の品質規格に適合しています。
湿潤面施工に関する審査証明
開発目標
湿潤面(水分量10%以上)に対し施工が可能であること。
審査方法
水中に浸した状態にしておいたコンクリート二次製品を用い、その湿潤面(水分量10%以上)に模擬試験施工を行い、施工性を立会試験により確認しました。
C種・D種ライニングに関する審査証明
開発目標
防食ライニング工で使用する材料(C種ライニング厚み:1.0mm)(D種ライニング厚み:2.5mm)は、以下に示す項目について、日本下水道事業団「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュアル」の塗布型ライニング工法(C種)(D種)の品質規格に適合すること。
審査方法
防食指針:塗布型ライニング工法(C種)(D種)の品質規格に適合していることを公的試験結果により確認しました。
C種品質規格試験結果
D種品質規格試験結果
クリスタルライニング工法の分類(マンホールの更生工法及び防食工法の場合)
公益財団法人 日本下水道新技術機構による審査証明(ただし耐硫酸モルタル防食工法を除く)を取得している マンホールの更生工法及び防食工法(湿度85%以上の環境下で施工可)が示された表で、 引用文献にて工法の特徴等が紹介されている。
マンホールの更生工法及び防食工法の一覧表
※公益社団法人 日本下水道管路管理業協会発行『マンホールの改築及び修繕に関する設計・施工の手引き(案)』より引用
施工事例
圧送ピット
施工時間が制限される圧送ピット防食ライニング工事
施工前
施工後
大口径管渠
流下能力向上(粗度係数は塩ビ管と同等)
施工前
施工後
流水による摩耗劣化を伴った人孔(合流路線)
劣化したマンホールの防食ライニング工事
施工前
施工後
カルバート内錆鉄筋処理 及び 防食ライニング (長寿命化)
施工前
施工後
信頼できる施工技術と豊かな実績でお応えします
下水処理場コンクリート防食ライニング
施工前
施工後